2008.06.30(Mon)
人の手で雄しべと雌しべ記号化し 花咲き実となる夏の白桃
022:記号
2008.06.29(Sun)
風唄にリズム合わせる秋桜 仲良く競演秋の夕暮れ
021:競
2008.06.28(Sat)
たおやかに狗尾草は時刻む メトロノームのように揺れつつ
020:メトロ
2008.06.27(Fri)
風の中愚痴も言わずに男郎花 凛と立ちたる男気姿
019:男
2008.06.26(Thu)
紫陽花や 酸雨に打たれ色変える 移り気じゃなく心のままに
018:酸
2008.06.25(Wed)
いつの日か綺麗な花を咲かせましょう
玉ねぎに似たヒヤシンス根
017:玉ねぎ
2008.06.24(Tue)
逢いたくて 蒲公英綿毛ふわふわと風に吹かれてあなたの元へ
016:吹
2008.06.23(Mon)
いつまでも一緒だなんて無理なこと わかってたはず七変化かな
015:一緒
2008.06.22(Sun)
寒椿人恋しきは冬だから 誰かの温度に包まれたくて
014:温
2008.06.21(Sat)
空仰ぎスポーツドリンク流し込む 喉の直線海芋の如く
013:スポーツ
2008.06.20(Fri)
茜空縫って泳ぐは赤とんぼ 「そろそろおかえり」薄が呟く
012:赤
2008.06.19(Thu)
すきまなく野原一面蓮華草 汚れた吾の足をも招く
011:すきま
2008.06.18(Wed)
袖口を心許げに握りしめ 僕を帰さぬ夕顔の君
010:握
2008.06.17(Tue)
バスタブに羽衣ジャスミン浮かべても 沈んだままの重い週末
009:週末
2008.06.16(Mon)
恋しくて諦めきれず蒔く種は 来年も咲く福寿草
008:種
2008.06.15(Sun)
狂おしく火照った心に芹の粥 スプーンに乗せてあなたの口へ
007:スプーン
2008.06.14(Sat)
耳元に鈴蘭一輪飾るれば 優しく聞こえし天使の囁き
006:使
2008.06.13(Fri)
降りそそぐ桜花びら身に受けて しあわせの色頬を染めゆく
005:しあわせ
2008.06.12(Thu)
限りない未来を君と契りましょう 白詰草をかんむりにして
004:限
2008.06.11(Wed)
朝顔の蔓絡み合い君求め 屋根突き抜けて目指せ大空
003:屋根
2008.06.10(Tue)
色褪せる事すら知らぬ顔をして 菜の花畑今日も快晴
002:晴
2008.06.09(Mon)
沈丁花 香り豊かに待ち伏せす 振り向かせたく始まった恋
001:始
2008.06.08(Sun)
ゴールイン 100のお題を詠み終えて拙歌ながらみな愛しけり
100:題
2008.06.07(Sat)
行儀良く並んだ名刺繰ったとて君の顔さえ思い出せない
099:刺
2008.06.06(Fri)
今日もまた誰かが何かを叫んでる 色をなくしたテレビの中で
098:テレビ
2008.06.05(Thu)
告白の返事も訊かず逃げ出した君に贈ろう第二ボタンを
097:告白
2008.06.04(Wed)
蜜求め花から花へ揚羽蝶 器用に渡れず羽を休める
096:器
2008.06.03(Tue)
誤解ならそのうち解けると思ってた 歩み寄ることさえ出来ぬまま
095:誤
2008.06.02(Mon)
流行り歌覚えた箇所の繰り返し音の飛んだレコードのように
094:流行
2008.06.01(Sun)
落ちてゆく あなたと共にどこまでも 怖いと思わぬ我が身が怖い
093:落